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「令和5年度 山形大学男女共同参画及びダイバーシティフェスタ~無くそう思い込み、守ろう個性~」を開催しました

 令和5年6月23日(金)~6月29日(木)に「令和5年度山形大学男女共同参画及びダイバーシティフェスタ ~無くそう思い込み、守ろう個性~」を開催しました。

 毎年6月23日から29日までの一週間は「男女共同参画週間」とされています。
 本学では、この「男女共同参画週間」の趣旨に賛同し、山形大学男女共同参画及びダイバーシティセミナー及びフェスタを毎年開催していましたが、フェスタについては、新型コロナの影響により中止となっていたため、今回は4年ぶりの開催となりました。

 今年のフェスタには、LGBTQに関する取組み等のポスターを始め「山形大学における多様な性に関するガイドライン」「カラフルCafé」「アンコンシャス・バイアス」に関するパネルを展示。さらには、本学出身で、日本では3人目の女性理学博士、現北海道大学最初の女子学生であり、理化学研究所でも初の女性研究員で主任研究員であった「加藤セチ博士」に関するパネルも展示しました。

 展示パネル等への関心度については人それぞれのようですが、フェスタ開始前日の会場準備終了直後には、さっそく学生と思われる数名の方が、ポスターやパネルを熱心にご覧になっていました。
 パネル展をご覧になった方からのアンケートによれば、興味を持ったパネルについては「アンコンシャス・バイアスに関するパネル」と答えた方が最も多く「多様な性については理解しているつもりでも、知らず知らずのうちに男性、女性と意識していることが多く、無意識なだけにこの意識を変えていくのは難しいと感じました」「普段当たり前だと思っていた事を考え直す良いきっかけになりました」等の感想もいただき、アンコンシャス・バイアスについては、引続き周知していきたいと思ったところです。
 しかし、その反面「多様な性に関するガイドラインに関するパネル」に興味を持ったと答えた方が非常に少なく、当該ガイドラインの周知方法等、更に検討が必要であると感じました。
 また、展示会場が大学会館ということもあってか、来場者の多くは学生のようでしたので、もっと教職員にも来場いただくためにはどうしたらいいのかの検討についても併せて必要であると感じました。

 なお、アンケートの中に「多様な性について少しでも興味がある人は目を向けるかもしれないが、問題視すらしていない人は、展示物には目をとめない気がする」というご意見があり、このことは、今後のフェスタ開催にあたり、最も大きな課題であると感じました。

 引き続き、本学では「男女共同参画及びダイバーシティを一層推進し、本学の学生及び教職員が性別、性的指向・性自認等にかかわらず、あらゆる活動において個性と能力を発揮でき、かつ、学業・仕事と生活の調和(ワークライフバランス)を実現することを目指してまいります。

熱心に見入る来場者
展示パネルの一部
チラシ