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やまがたカラフルパレード2022レポート(第1回)

10月30日(日)、第1回となるやまがたカラフルパレードが開催されました。このパレードの一つのきっかけは、カラフルCaféの中で温められてきた「山形でもパレードをやりたい」という思いです。2019年7月にカラフルCaféを始めたとき、レズビアンであることをオープンに活動していたヒロさん(山形のLGBTQサークル「カラフル」代表)にご協力をいただきました。何回ものカラフルCaféを共にするなかで、ヒロさんは「いつか山形でパレードをやりたい」と口にされることも度々でした。本年5月、ヒロさんは他界されます。カラフルCaféの参加者からは、ヒロさんの思いを継いで今年こそパレードを開こうという機運が高まりました。

 8月に結成されたやまがたカラフルパレード実行委員会には、カラフルCaféの参加者をはじめとして、山形の各地域に在住する人、山形にルーツをもつ人など10名強のメンバーが集いました。準備の過程では、福島、宮城、埼玉、弘前などの地で活躍される先達からたくさんの励ましとサポートをいただきました。

 パレード当日は、山形全県、東北各県、さらには日本全国、そしてカリフォルニア州から来日中の方々も含め170人を超える参加者が山形市に集いました。パレードの模様は、以下の動画から視聴することができます(撮影は、全国のパレードを撮影なさっているカメラマンの秋山理央さんです)。

パレードでは、様々な性的マイノリティと、様々なマジョリティとが共にパレードする姿を通して、「多様な性」を現に生きる全ての人が「自分らしく」暮らせる社会という理念を表現していきました。もちろん、沿道やそれぞれの居場所から応援してくださった皆さんや見守っていただいた皆さんも、このパレードの大事な「参加者」です。
 パレードに合わせて、米沢キャンパスでも、旧米沢高等工業学校本館をレインボーにライトアップする企画が実現しました。ご尽力くださった関係者の皆様に感謝申し上げます。

この第1回やまがたカラフルパレードによって、山形は「レインボー・パレードのある街」になりました。これからも、日常的に地道な取組みやイベントを継続しながら、明2023年の第2回の実現に向けて動いていきたいと思います。

パレード当日です。 先導車の飾り付けをして、着々と準備が進んでいきます!
いよいよパレードのスタートです!
裁判所前。レインボーマスクの下は、みんな笑顔。
パレードゴールの文翔館前での集合写真。 また来年のパレードでお会いしましょう!